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《AI Graphic Notation #02》

東海国立大学機構

Common Nexus(名古屋)

ComoNeプログラム#02「Hello Human!」

2026

《AI Graphic Notation #02》

Common Nexus(nagoya)

ComoNe Program #02

2026

画像生成AIと人間が協働することで制作した音響作品。
この作品は、実際にある建築物の特徴(素材や構造、平米数、様式など)をプロンプトとしてAIに入力し、生成された多様な「建物を表す画像群」を統合することで、それを図形楽譜に置き換えて音を奏でるプロジェクトである。この作品は3つのプロトタイプから成り、アクリルレコード、触覚オブジェクト、そしてそれらの触覚的な経験から得られた感覚や情報をもとに、生成画像へ音楽的指示(テンポ、音程、音色)を書き込んだ図形楽譜である。完成した図形楽譜は、プログラミングによる演奏によって音響化した。
この作品を通して、AIと人間が誤解し合うことを表現として組み込むことを意図した。この作品の中で、AIは実際の建物そのものに合致する画像を描画することはない。同様に、私が図形楽譜を解釈し演奏する際も、私はAIが意図する音響を演奏することはないだろう。このプロセスを通して、「人間が命令を出し、AIが答える」「意図した通りの精度の高い出力を行う」といった一方向的な関係ではなく、AIと人間がそれぞれ意図しない方向へと向かう。このようなエラーやノイズとなりえる関係性を、人間はむしろ創造性と読み替えてきた歴史がある。この作品はAI時代における、機械と人間の創造的な相互関係の可能性を見出す試みである。

​※ComoNeプログラム#02 コンセプト文より引用

​ー

本作は、画像生成AIと人間の協働関係を音響作品として提示した点においてユニークな取り組みである。建築物の特徴を入力し生成された画像群を図形楽譜へと翻訳し、さらにプログラミングによって演奏するという多層的なプロセスは、視覚・触覚・聴覚を横断する構造を持つ。特に、AIとの誤解やズレを排除せず、むしろ創造性の源として積極的に組み込んだ姿勢が高く評価できる。AIが建築を正確に再現しないこと、人間もまたAIの意図通りに演奏しないことを前提とし、一方向的な命令と応答の関係を解体している点に批評性があり、AI時代における創造的相互関係の可能性を提示した意欲的な試みと評価した。

​※採択員コメント(鈴木 宣也氏)

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《AI Graphic Notation》

札幌市資料館(札幌)

eleven sense

2023

《AI Graphic Notation》

SAPPORO Municipal Museum(sapporo)

eleven sense

2023

本制作では,特定の建築物が有する情報を非物質的なイメージから引き出すことを試みた。そのため,画像生成AIによって生成された膨大な画像を,対象の特徴を表す豊かな情報として捉え直し,そのイメージから音を生成する音響作品《AI Graphic Notation》を制作した。現在では,画像生成AIだけでなく,言葉から音楽を自動生成するAIモデルも既に公開されているが,今回は使用しないことにした。なぜなら,人間とAIモデルが相互に関わり合うような状況を作り出すことが目的であり,これまでは人間が命令を出してAIモデルが答えるといった一方向的な関係が多かったためである。本制作においては,AIモデルが生成した画像情報に人間が応答することによって,作品に相互の解釈を加えた。また,情報を生成するプロセスを繰り返すことで,画像生成AIとの協働制作の在り方を探求した。

​※島名毅・宮本一行(2023)『アーティストと画像生成AIにおける協働制作に関する研究』札幌大谷大学・札幌大谷大学短期大学部紀要(53)より引用

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